卵を食べよう!

あなたは卵を1日何個食べていますか?

 

 

 

1個?2個?
患者さんの中にはお医者さんに
「コレステロールが上がるから卵は1日1個まで」
と聞いて忠実に守っている方もいます。

 

 

 

結論から言います。
「最低3個は食べましょう」
そもそもなぜ1日1個といわれるようになったのか、そこかお話していく必要があるでしょう。
1913年にロシアの病理学者だったニコライ アニチコワがコレステロールが与える影響について、ウサギを使い卵のタンパク質を与え続けて血中のコレステロール値の変化を調べたところ、急激なコレステロール値の上昇が見られ、そのことが学会で発表され世界中の常識となりました。
しかし、ウサギはもともと草食動物です。
草しか食べないウサギに動物性タンパク質を与えて、ウサギはびっくりしてしまったのです。
また1970年代にも
食品中のコレステロールが100mg増加すると、血清総コレステロール(血液中のコレステロール)が6mg/dl上がるという「ヘグステッドの式」が提唱され長いあいだ採用されてきました。
近年卵の摂取量とコレステロールの関係についてヒトと動物で再度調査したところ、有害な結果は報告されませんでした。

 

現在は「卵は1日何個」という上限はありません。
私は、2011年の11月から毎日3個食べていますが、コレステロール値は変化していません。
体調についても全く不調はなく風邪を引かなくなりました。(カルシウム・レスベラトロールのサプリメントを常用しています。)

 

ただ、摂取する時の注意点があります。
「卵は火を通して食べる」ということです。
卵の吸収率は生で食べると51%ですが火を通して食べると91%に高まります。
火が通っていれば何でもかまいません。ゆで卵でもスクランブルエッグでも目玉焼きでも何でもOKです。